舞台は阪神競馬場・内回りの芝2000メートル。栗東トレセンで追い切りを終えた騎手と調教師から公式会見で「トリッキーなコース」の声が出たように、一筋縄ではいかない。昨年は外からローシャムパークが仕掛け、ラスト6ハロンから11秒台のラップを刻むロングスパート戦となったが、それでも内回りだけに先行有利。G1昇格後の過去8度は4角4番手内の馬が【7―5―3―23】と上位を占めてきた。 一方で5番手以下の馬がノーチャンスかと言うと、そうではない。大阪杯では【1―3―5―70】、さらに2017年以降にこの舞台で2度行われた同じG1の秋華賞を加えると【1―5―7―88】となり、実はすべてのレースで馬券圏内に1頭は入っているのだ。 …