アルアインは現役時にG1を2勝した。皐月賞と5歳時の大阪杯だが、この2勝には多くの共通点があった。 まずは、今やG1をいくつも勝つようになった騎手の、最初のG1制覇となったことだ。 17年皐月賞は当時27歳・松山弘平騎手にとっての初G1制覇。平成生まれのJRA騎手としてG1一番乗りとなった。「競馬を教えてくれた祖父に報告したい」と目を真っ赤にした松山騎手は、このアルアインでの勝利をステップボードとして、20年にデアリングタクトで牝馬3冠制覇へと飛躍する。 19年大阪杯は北村友一騎手にとっての初G1制覇となった。当時32歳。待ちわびた勝利だというのに本人はきょとんとしていた。「ここで勝つの?という感じ。唐突すぎて、…