春のスプリント王者を決める「第55回高松宮記念」が30日、中京競馬場で行われ、短期免許で来日中のジョアン・モレイラ(41)騎乗の2番人気サトノレーヴがG1初制覇を果たした。父ロードカナロアは21年ダノンスマッシュ、23年ファストフォースに続いて2年ぶりの父子制覇となった。管理する堀宣行師(57)は10、11年の当レースをキンシャサノキセキで連覇しており、安田隆行元調教師に並ぶ歴代最多の3勝目。 スタンド前に掲揚される国旗が激しくなびくほどの強風吹き荒れる中の電撃戦。サトノレーヴは残り250メートルまでライバルの真後ろを離れなかった。その背中にはモレイラ。世界を飛び回るマジックマンは「風が強かったので悪影響がないよう前…