春のG1シリーズ開幕を告げる高松宮記念は4歳以上の18頭で争われ、今週から短期免許で騎乗しているジョアン・モレイラ騎手=ブラジル=とコンビを組んだ2番人気のサトノレーヴ(牡6歳、美浦・堀宣行厩舎、父ロードカナロア)がG1初制覇を飾った。G1初出走だった昨年のスプリンターズSは1番人気で7着、続く香港スプリントは3着と連敗を喫していたが、今年初戦の大一番で巻き返した。モレイラ騎手のJRA・G1勝利は24年桜花賞のステレンボッシュ以来、今年2勝目、通算3勝目。勝ちタイムは1分7秒9。 スタートを決めると、マジックマンの異名を取るモレイラ騎手は内を見ながら中団の前の位置を確保した。直線に向いてからは進路がない状況だった…