◆第55回高松宮記念・G1(3月30日、中京・芝1200メートル)=3月29日、栗東トレセン G1前日の穏やかな朝。ナムラクレア(牝6歳、栗東・長谷川浩大厩舎、父ミッキーアイル)は悲願のG1制覇に向け、坂路を63秒9―14秒8で流した。大きなアクションで体調は文句なし。担当する疋田厩務員は「去年も状態は良かったですが、去年よりもいい感じがあります」とうなずいた。 京都牝馬Sを使って臨んだ昨年と違い、今年は昨年の阪神C以来の競馬となるが、これは消耗を避けるため。同厩務員は「昨年のスプリンターズSから阪神Cの時と、ほぼ同じ間隔なので調整はしやすかった」と仕上がりに胸を張った。やることは全て終えて、あとは先頭でゴールに…