◆第55回高松宮記念・G1(3月30日、中京・芝1200メートル)=3月29日、栗東トレセン 武豊騎手とのコンビで挑むカンチェンジュンガ(牡5歳、栗東・庄野靖志厩舎、父ビッグアーサー)は、坂路をゆっくりと駆け上がり、レース前日の調整を終えた。落ち着きがあり、精神面にもゆとりを感じる。見守った庄野調教師は「見た目が大人っぽくなった。顔はにぎやかだけどね」と同馬の特徴である派手な顔を引き合いに出し、笑顔で応えた。 前走の阪急杯は強烈な末脚で差し切り、5度目の挑戦で重賞初勝利。勢いに乗ってG1に挑戦する。「いい意味での緩さがあって、まだこれから良くなる。1200メートルのスペシャリストを相手に、どこまでやれるか」…