【競馬人生劇場・平松さとし】 26日、オリビエ・ペリエ元騎手が栗東トレセンを訪れた。昨年引退した往年の名ジョッキーが日本で最後に騎乗したのは2012年のジャパンC(ソレミアに騎乗し13着)。既に13年も前のことになるため、最近の若い競馬ファンの中には、この伝説的な名手を知らない人もいるかもしれない。 ペリエ元騎手は、凱旋門賞(G1)で1996年から98年にかけて3連覇を含む4勝、日本では02年から04年にかけて有馬記念(G1)を3連覇するなど大活躍した。一時は毎年冬になると短期免許を取得して来日、武豊騎手から「冬の風物詩」と言われたほどだった。 「自分がフランスで乗り始めた頃、競馬場のロッカールームが隣になることもあり…