「高松宮記念・G1」(30日、中京) 筋肉のよろいをまとったグレーの体を弾ませ、さすがのフィニッシュを決めた。昨年の覇者マッドクールが26日、主戦の坂井を背に栗東坂路で鋭伸。前半は抑えを利かせて駆け上がり、ラスト1Fにスピードを集約。4F55秒0-38秒8-11秒7を計時して準備を整えた。 「(4F)54秒ぐらいでと思っていたので若干、遅くなりましたが、最後の反応はすごく良かったですし、いい状態で来ていると思います」と坂井。連覇に向けて「挑戦できるのはこの馬だけなので、何とか連覇したいという気持ちは強いです」と胸の内を明かした。 昨年9月のスプリンターズSは12着に終わったが、7F戦に挑…