「高松宮記念・G1」(30日、中京) もう銀メダルはいらない。2年連続で2着に泣いたナムラクレアが、悲願のG1タイトル奪取に燃える。2歳時から高い完成度を誇っていたが、5歳暮れに過去最高馬体重(480キロ)で阪神Cを制すなど、6歳を迎えても衰え知らず。前走から手綱を握るルメールに導かれ、G1での惜敗続きにピリオドを打つ。 デビューから常に一線級で活躍し、ここまで手にした重賞タイトルは5個。昨夏のキーンランドCで5着に崩れた時はピークアウトもささやかれたが、陣営がカイバを工夫し、坂路主体の調教に戻すと再び上昇気流に乗った。スプリンターズSが上がり最速の末脚で3着。そして前走の阪神Cは大外一…