◆第55回高松宮記念・G1(3月30日、中京競馬場・芝1200メートル) 昨年覇者のマッドクールが完全復調の気配を漂わせている。春のスプリント王に輝いた後はチェアマンスプリントプライズ・香港G1、スプリンターズSと2ケタ着順に敗れる不本意な成績。しかし、前走の阪神カップで一変。スタートを決めて好位を追走し、連続開催で荒れた馬場のなかしぶとく脚を伸ばした。勝ち馬ナムラクレアの大外強襲に屈したものの、一時は先頭に立つなど見せ場十分の2着。まだまだその実力はさびついていない。 今回は昨年の高松宮記念を制覇したときと同じ、3ヶ月の間隔を空けての出走となる。池添調教師が「この馬にとってベストな間隔」と言うよう…