施行条件が今年から大幅に変更となった中京競馬場の「第62回愛知杯」は10番人気ワイドラトゥールが制し波乱の決着となった。 大外一気で華麗に突き抜けた。メンバー最軽量426キロのワイドラトゥールが小柄な馬体を弾ませて前を追う。北村友の左ムチに応え、残り50メートルで先頭に立つと勢いに乗ったまま重賞初制覇のゴールを駆け抜けた。鞍上は「4コーナーから動かして行く時の反応が良くて、馬場のいいところを通りながら持続してくれた」と勝利をかみしめた。 最内枠から逃げたテイエムスパーダが前半3F32秒7の超ハイペースを演出。新装した12年以降の当地芝1400メートル戦では史上最速のタイムだった。ワイドラトゥールはスタートで…