「高松宮記念・G1」(30日、中京) 群雄割拠と化しているスプリント界の頂点を決めるべく、春の桶狭間に個性豊かな快速自慢が集結した。 中心的存在になりそうなのが、昨年の最優秀スプリンターのルガルだろう。昨年はシルクロードSを勝って参戦し、1番人気ながら10着と大敗したが、レース中に骨折していたことが判明。復帰戦となったスプリンターズSでは、長期休養のハンデも感じさせない快勝劇を披露した。前走の香港スプリント(11着)は初の海外遠征で調整にスムーズさを欠いたことが敗因。中間はこの馬らしい活気のある動きで充実の気配を伝えており、態勢は整いつつある。 前哨戦のオーシャンSを制して臨むのがママ…