◆第73回阪神大賞典・G2(3月23日、阪神・芝3000メートル=1着馬に天皇賞・春の優先出走権)=3月22日、栗東トレセン ヴェローチェエラ(牡4歳、栗東・須貝尚介厩舎、父リアルスティール)は角馬場で最終調整。テンションも上がりすぎておらず、好ムードを漂わせた。「前走後も在厩で調整させてもらって、ここまでは思い通りに来られました」と榎本助手も好仕上がりを伝えた。 前走の日経新春杯4着で連勝こそ3でストップしたが、2着のショウナンラプンタとは0秒2差。古馬重賞初挑戦を考えれば、悲観する内容ではなかった。過去4勝すべてが京都、札幌の直線平坦コース。直線に急坂のある阪神に向け、調教での坂路の回数を増やすなど対策…