春のクラシック出走へ賞金加算を狙う各馬が集結する毎日杯(3歳・GIII・芝1800m)で“クラシック登録を行なっていない”セルズパワー(牡3、栗東・牧田和弥厩舎)が重賞初制覇を目指す。 セルズパワーは父サトノアラジン、母ファーマペニー、母の父ジャングルポケットの血統。母はJRAで1勝。母のいとこのトーセンクラウンは10年の中山記念の覇者。曾祖母の全兄のサンデーサイレンスは89年の米年度代表馬に選ばれた名馬にして、日本競馬界に革命をもたらした歴史的名種牡馬だ。 ここまで7戦1勝。2走前に中京ダ1400mで初勝利。続く前走の1勝クラスではデビュー戦以来となる芝に挑戦し、タイム差なしの3着に健闘した。今回は一気の相手強化、さ…