開業3年目の上原佑紀師(35)が管理するピコチャンブラックはメンバー唯一の木曜追いを行った。美浦Wコースを力強く駆け抜け、ラスト1F11秒4の好時計をマーク。15年の当レースを制したキタサンブラックに続く父子制覇に挑む。 午前7時30分、濃い霧に包まれた美浦Wコース。石橋を背にピコチャンブラックは単走で雄大なフットワークを披露した。手応えに余裕があるままラスト1Fは11秒4と鋭伸。鞍上は「やっぱり自分のリズムならいい走りをする。最後は凄い走りっぷりだったね」と賛辞を重ねた。 道中は行きたがるそぶりを見せずに我慢の利いた走り。5F69秒9と全体時計は遅めだが、それこそがこの馬にとっては成長の証。前走ホープフルS(13着)…