「スプリングS・G2」(16日、中山) クラシックを見据える未完の大器がターフに帰ってくる。“世界のYAHAGI”が皐月賞トライアルへ送り込むのは、キャリア1戦のキングスコール。意欲の東上で、1冠目の権利獲りを狙う。 まだまだ体に緩さを残す中での初陣となった札幌での新馬戦は、パドックで立ち上がって放馬。心身ともに粗削りな面を見せながらだったが、天性のスピードを発揮して押し切り勝ちを決めた。勝ち時計の1分47秒8は、ソダシが20年の札幌2歳Sでマークした1分48秒2を0秒4も上回る2歳コースレコード。のちに萩Sを制し、阪神JFで3着に好走するテリオスララに3馬身差をつける完勝劇だった。その…