皐月賞トライアル「第62回弥生賞ディープインパクト記念」が9日、中山競馬場で行われ、7番人気ファウストラーゼンが捲り一撃で重賞初制覇。鞍上の杉原誠人(32)、管理する西村真幸師(49)ともに同レース初挑戦初Vとなった。現3歳世代が初年度産駒となる父モズアスコットに初の重賞勝利をプレゼントした。2着ヴィンセンシオ、3着アロヒアリイまでが皐月賞(4月20日、中山)の優先出走権を獲得した。 ファウストラーゼンの馬上で杉原は狙っていた。同じ舞台の前走ホープフルS(3着)で見せた向正面からの大捲り。「前回がうまくいったし、今回も同じようにできればいいかなと思っていたからね。この馬を信じて、最後まで持ちこたえてくれるだろうと…