騎手時代にJRA通算1812勝を挙げた田中勝春調教師は、師匠で先日引退した宗像義忠元調教師から引き継いだデイジー(牝4歳、父デクラレーションオブウォー)を8日の中山12Rに送り出す。これが管理馬の初出走となる。 レース前日の7日に調教を見届けた田中勝調教師は「馬柱を見て今まで騎手のところに書いてあった自分の名前が調教師欄にあるのを見たら少しは実感が湧くかも」と笑顔を見せた。「ジョッキーの時のほうが緊張していたね。今はまだ普段通り」と若かりし頃を振り返りながら、いよいよ2度目のデビューを迎える。「あとは無事に走ってくれて、これで結果が出れば最高だね」。調教師として戻ってきた競馬場で多くのカッチースマイル…