報知杯弥生賞ディープインパクト記念は62回目を迎える。東西の本紙予想担当が思い出の報知杯を振り返った。 2010年代の前半は毎年4月頃、北海道に出張してデビュー前の2歳馬を取材していた。13年にノーザンファームで初めて見たトゥザワールドは、母がエリザベス女王杯を勝ち、ドバイ・ワールドCでも2着と活躍したトゥザヴィクトリーで、全兄のトゥザグローリーは重賞5勝。血統的には間違いなく目玉の一頭だったが、当時の牧場関係者の評価は「兄より動きは俊敏。ただ、少し硬めだからダートでいいかも」と絶賛されていたわけではなかった。 そういう経緯もあって注目していた新馬戦(阪神)は1番人気で6馬身差の2着。「やっぱりか…