定年や勇退で4日に厩舎を解散する調教師8人が2日、各競馬場で最後の開催に臨んだ。 石毛善彦調教師(70)=美浦=は中山7Rでタイショウロマン(8着)が出走する姿を見届けた後、ウイナーズサークルで関係者らと記念撮影を行った。 最終週は土日を合わせて6頭を出走させたものの勝ち星はなく、JRA通算250勝で調教師生活を終えた。「まだ実感はないというのが正直な気持ちですね。厩舎へ馬を引き取りに来たら実感がわくかもしれないが、まだ仕事が残っていますから」と最後まで気を緩めることなく、30年に及ぶ調教師生活を振り返った。…