定年や勇退で4日に厩舎を解散する調教師8人が2日、各競馬場で最後の開催に臨んだ。 3頭の出走でラストデーを迎えた藤沢則雄調教師(70)=栗東。小倉7Rを14番人気のパクスロマーナで今年の初勝利を挙げて花道を飾った。 殊勲の川須は「びっくりですね。藤沢先生が引退しますし、馬も死力を尽くして頑張ってくれました」と笑顔。最後のレース(阪神9Rプリマヴィータ=8着)を阪神競馬場で見届けた藤沢師は「ホッとしているかな。これから段々といろんなことが浮かんでくるのかなぁ。小倉で夢を見て、まさかねぇ…。ああしておけば良かった、こうしておけば良かったってことが多いかな」と競馬人生を振り返った。…