ゴール前の激しい攻防。先に抜け出した酒井騎乗のクリノメイを目がけ、武豊騎乗のウォーターガーベラがインから強襲する。馬体を並べてゴール。両者ともガッツポーズはない。写真判定の結果、クリノメイが鼻差の死闘を制した。酒井は「ゴールの瞬間は内からやられたと思った。引き揚げて来る時に周りのジョッキーが“勝っているやろう”と言ってくれた。結果を残せて良かった」と大きな1勝をかみしめた。 前半3F通過が35秒7のスローペース。開幕週の奇麗な芝を生かして2番枠からサッと好位に取りついた。直線の入り口、1番人気ビップデイジーの内から馬体を併せた。ラスト1Fで先頭に躍り出ると勝負根性を発揮。重賞Vのゴールへ飛び込んだ。…