24年春に8人の調教師が開業して早くも1年が経過。デビュー後に一番星を手にしたのは、最も勝っているのは、さらには重賞勝利数が最も多いのは。この1年の成績にフォーカスしてみよう。 8人の中で一番星を挙げたのは栗東の高橋一哉調教師だった。2週目の3月16日、4頭目の出走だったハクサンバードで初勝利を手にした。前年12月の調教師試験に合格後、抽選で急遽の開業となったため、他の7人に比べて準備期間が1年も短く、馬房数も少なかったが、ここまで10勝をマーク。とりわけ馬を集めることが難しかったと思われる現3歳世代が4頭も勝ち上がっている点は高く評価できる。 この1年で最も勝ち星を挙げたのは福永祐一調教師で21勝だった。同…