「チューリップ賞・G2」(3月2日、阪神) 来年で定年を迎える国枝栄調教師(69)=美浦。10年アパパネ、18年アーモンドアイで牝馬3冠を達成している名伯楽が今年の牝馬クラシック戦線へ期待する一頭を送り込む。関東から唯一参戦するルージュナリッシュが川田とのコンビで重賞初挑戦。魅力的な血統背景を持つ期待馬が桜花賞(4月13日・阪神)の優先出走権を獲得を目指す。 名伯楽のラストクラシックを飾るためにも、出走権獲得は至上命令だ。1勝馬のルージュナリッシュは、前走の春菜賞では勝ち馬とタイム差なしの3着と好走。初の1400メートルにも難なく対応し、適応能力の高さを示した。来年で定年を迎える国枝師は…