「チューリップ賞・G2」(3月2日、阪神) 桜花賞と同じ舞台で行われる3歳牝馬の最重要トライアル。さまざまな路線から、桜の女王を夢見る素質馬が駒を進めてきた。 中心は阪神JF2着のビップデイジーだ。初陣Vを決めると、続く紫菊賞では切れに切れて、上がり3F33秒3の脚で2連勝。前走阪神JFは、後方待機から直線で外に持ち出し、勝ち馬アルマヴェローチェとともに力強く伸びた。1週前追い切りは幸を背に栗東坂路で併せ馬。馬体を伸び伸びと使って躍動。「時間帯を考えると、しっかり動けていた。前走後すぐに目標をここに決めて、逆算して放牧先でも乗り込んでもらった。順調です」と松下師のトーンは高い。ここでは実…