◆第69回阪急杯・G3(2月22日、京都競馬場・芝1400メートル、良) 京都の第69回阪急杯・G3は、7番人気のカンチェンジュンガ(幸)が大外一気の差し切りで重賞初V。高松宮記念(3月30日、中京)の優先出走権を得た。 ターフを旋風が切り裂いた。直線で外に出されたカンチェンジュンガは幸の合図に応え、持ち前のスピードを遺憾なく発揮した。目の覚めるような末脚で大外一閃(せん)。上がり3ハロン最速34秒0で、逃げたアサカラキングを半馬身差で差し切り、重賞5度目の挑戦で見事に初タイトルを獲得した。 初騎乗で7番人気の伏兵を導いた鞍上は「すごい脚でした。乗っていて気持ちが良かったです。本当に力のある馬だなと思いました…