◆ネオムターフカップ・G2(2月22日、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場・芝2100メートル=10頭立て) 日本から2頭が出走し、坂井瑠星騎手が騎乗したシンエンペラー(牡4歳、栗東・矢作芳人厩舎、父シユーニ)が逃げ切り、海外重賞初制覇を飾り、1着賞金120万米ドル(約1億8840万円)を獲得した。20年の凱旋門賞を制したソットサスを全兄に持つ良血馬が、22年オーソリティ以来の日本調教馬勝利で、新たな一歩を踏み出した。 昨年の皐月賞5着、日本ダービー3着と上位争いを演じ、昨秋は欧州に遠征。アイリッシュチャンピオンSで3着に入り、迎えた凱旋門賞は12着に終わった。 だが、帰国初戦のジャパンCで2着同着に入…