11年の中山牝馬Sは東日本大震災の影響で阪神開催に。そして同日のメインだった日経賞の後の最終レースに組まれることとなった。そんな異例の番組編成となった11年4月2日の阪神競馬を振り返る。 通常ではあまり行われない同日同場の平地2重賞。先にゲートが開いたのはメインの日経賞だった。2400m戦らしく、レースは淡々と流れた。3角あたりから徐々にペースが上がって直線へ。内から1番人気のトゥザグローリーが先頭に立つと、外からローズキングダムが迫ろうとするが、逆に突き放される。残り200mで早くも勝負あった。トゥザグローリーがペルーサに2馬身半差をつけてゴール。3着にはローズキングダムが粘り、1番人気→2番人気→3番人気の順…