「フェブラリーS・G1」(23日、東京) 25年のJRA・G1がいよいよ開幕。ダート戦線でしのぎを削る猛者たちが激突する一戦で注目を集めるのは、前走で2つ目の重賞タイトルを手に入れ、充実ぶりをうかがわせるエンペラーワケアだ。芝での新馬戦を除くダートの全9戦で1着7回、2着2回。ほぼ完璧な成績で、ここまで駒を進めてきた。 ダートでは初のマイル戦となった武蔵野Sでは圧巻の強さを披露した。中団でじっくりと運び、最後の直線で一度は進路を失うも視界が開けた瞬間に加速。一瞬にして抜け出した。杉山晴師は「初めてのマイル戦でしたが、こなしてくれて良かった。千四でも千六でも問題ありません」と、うなずく。実…