3月31日付で現役を引退する国内最多勝利騎手で地方競馬歴代最多7424勝を挙げた的場文男騎手(68)が17日、大井競馬場で会見を行った。「帝王賞も東京大賞典も勝った。騎手には未練はない」ときっぱり言い切って現役を振り返った。騎手生活51年5カ月を自らの言葉で締めくくって、ステッキを置いた。 【的場に聞く】 ――ファンへの思い。 「ファンあっての競馬。いっぱいファンが来るとうれしい。コロナの時期は無観客で精いっぱい頑張ったが、ガッツがでなかった」 ――東京ダービーを勝てなかった(2着10回)ことについて、一番悔しかったレースは。 「2着のレースではないがブルーファミリー(93年5着)。ゲートに癖がある馬で外枠…