クラシックの登竜門「第59回共同通信杯」が16日、東京競馬場で行われ、1番人気マスカレードボールが重賞初制覇。21年夏に9歳で早世したドゥラメンテの最終世代産駒から、クラシックを意識させる大物が登場した。 粗削りだが、まばゆい光を発する才能の原石。マスカレードボールが若さを見せつつ、東西から集結したライバルを蹴散らした。そこに見るのは父ドゥラメンテの若駒時代の面影。数多くのG1馬の背を知る坂井が「レースでも返し馬でもいい馬だなと。持っているものは間違いなくG1級だと思う」と明るい未来を予言した。 独走を予感した直線。抜群の雰囲気で好位から抜け出しかけたところで、伸び脚が鈍った。「まだ幼いところがある…