日経新春杯で10着に敗れた重賞2勝馬ヴェルトライゼンデ(牡8歳、栗東・池江)が左前脚屈腱炎の再発で現役を引退することが8日、明らかになった。所属するサンデーサラブレッドクラブがホームページで発表した。今後は北海道のノーザンホースパークで乗馬になる予定だ。 同馬は父ドリームジャーニー、母マンデラの間に誕生した黒鹿毛馬。19年に小倉でデビューし、続く萩Sで2連勝を飾ると、ホープフルSに果敢に参戦してコントレイルから1馬身半差の2着に敗れた。翌年は始動戦のスプリングSで2着に入り、皐月賞8着、ダービー3着、菊花賞7着とクラシック3冠を“皆勤”。脚元の不安を抱え、何度も長期休養があったが、不屈の闘…