実績馬が集結した「第75回東京新聞杯」は昨年マイルCS4着以来のG1馬ブレイディヴェーグが美浦Wコースでしまい重点。ラスト1F11秒6を馬なりで刻み、好調をアピールした。3戦3勝の府中で自慢の末脚を生かす。 名花は八分咲きでも匂い立つという。立春を迎えても冬将軍が居座る美浦トレセン。紅梅のつぼみも肩をすぼめる筑波おろしに金文字のG1馬ゼッケンをなびかせながらブレイディヴェーグが加速していく。逆手前(逆軸脚)で直線に向いた1週前追いとは一転して、 5日はスムーズに手前を転換。調教スタンドで見守る宮田師を安どさせたが、G1馬(一昨年のエリザベス女王杯優勝)にふさわしい動きを見せたのはその直後だった。3頭併せの最後方か…