◆第75回東京新聞杯・G3(2月9日、東京競馬場・芝1600メートル) 東京新聞杯に出走するサクラトゥジュールは、昨年の同レースで重賞初制覇。鞍上のキングとともに連覇と京都金杯に続く重賞連勝に挑む。 前走は人馬の相性の良さが存分に出た勝利だった。去勢手術を経た約5か月ぶりの休み明けに加え、トップハンデ58キロ。不利な条件が重なっていたが、問題にしなかった。道中は呼吸をピタリと合わせ、中団の内で折り合いをつけ脚を温存。直線では巧みな誘導で馬群を縫うようにVロードをこじ開けた。 前走後は慎重に出否を見極めてきた。堀調教師は「この馬としては珍しくカイバ食いが落ちていた」とレース後の様子を振り返った…