数センチ、数ミリが勝敗を分ける世界。コンマ1秒の判断や動作の差によって結果が違ってくる。「いい状態で、いいパフォーマンスをすること」。そんな川田将雅騎手が使う道具は全てがオーダー。メーカーと打ち合わせを重ね、材質、規格、仕様と細部まで追求したオリジナルだ。「ストレスなく競馬ができるように。作っていないのは鞍と腹帯ぐらい。鞍はそのままだけど、アブミはオーダー。何から何まで全部。乗りやすいし、結果や安全性に直結する」と説明する。 JRAの騎手が着用する勝負ズボンやヘルメットも川田Jが製作に携わっている。「それまでは、現場の意見を伝える機会がないまま、それを使わない人が作っていたので。みんなが使…