18年のファインニードルは国内に敵なしだった。JRAではGI・2つを含む重賞のみの4戦を走って全勝。しかし、年明け当初から不動の主役といえる存在ではなかった。そこで、この年の始動戦であり、「ファインニードル時代」の到来を予感させることとなった1月のシルクロードSを振り返る。 ファインニードルはレース経験を重ね、そして敗戦を糧にして、徐々に力を付けていった。4歳を終えた時点で22戦6勝。4歳夏の水無月Sでオープン入りを決めると、北九州記念の5着を挟み、セントウルSで重賞初制覇。しかし、続くスプリンターズSでは12着に大敗する。頂点を目指すには、もう一回りの成長が必要…。そんな印象で迎えた5歳の初陣がシルクロードSだ…