エンジェルマーク。その愛らしい馬名からは想像できない鮮烈な末脚の持ち主だ。米G1・5勝馬を母に持つ良血馬が、ベールを脱いだのは昨年9月の新潟。メンバー最速となる上がり3F32秒9の非凡な瞬発力を披露し、デビューVを飾った。宮田師は「体質があまり強くない中でもしっかり走ってくれた。一瞬の切れと反応の部分ではまだ足りないところがある。それでもいいものは持っている」と素質の高さを強調した。 16日の1週前追いは杉原が手綱を取り、Wコースで併せ馬。序盤は楽なペースで進められたが、直線で仕掛けられると一気に加速。ラスト2F12秒7→11秒9(6F83秒9)をマークし、併入に持ち込んだ。初コンタクトの鞍上は「小柄な馬だけどいい背…