◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」 我が子を見守るような温かいまなざしだった。「無事にゴールしてほしいですね」。年末の京都競馬場。所有馬を出走させるソフトバンクホークスの柳田悠岐選手(36)と再会した。21年まで計8年間、担当した見慣れたユニホーム姿ではなく、スーツにネクタイでビシッと決めていたが、屈託のない笑顔は変わっていなかった。 シーズン中はかなわなかった生観戦。日本シリーズ終了後は、所有馬が出走するたびに競馬場を訪れた。馬主席からパドック(下見所)にも足を運び、管理している調教師や厩(きゅう)舎関係者にあいさつし、無事に出走できる感謝の思いを伝えていた。本業の野球でも打撃投手ら裏方…