「京成杯・G3」(19日、中山) 一昨年は皐月賞馬ソールオリエンス、昨年はダービー馬ダノンデサイル&菊花賞馬アーバンシックを輩出。そんな出世レースを制したのは11番人気の伏兵ニシノエージェントだ。直線で伸びあぐねる人気馬を横目に、豪快な末脚でゴールへ飛び込み大波乱を演出した。 前半5F通過が58秒3。ハイペースを冷静に見極め、道中は後方で息を潜めた。4角で前を射程圏に入れると、津村の仕掛けのタイミングはドンピシャ。「スタートから4角で抜けてくるまで、何もかも全てうまくいった。3?4角でゴチャついたけど、1頭分の所をうまくさばけた」。先に抜け出したドラゴンブーストをとらえると、返す刀で大外…