隠れた実力馬がクラシックの登竜門を制した。「第65回京成杯」が19日、中山競馬場で行われ、11番人気ニシノエージェントが差し切りV。3連単172万馬券を演出した。管理する元騎手の千葉直人師(38)は開業2年目でうれしい重賞初Vとなった。 未勝利戦を勝ったばかりの伏兵が春の主役に名乗りを上げた。大金星を挙げたのは11番人気ニシノエージェント。ズラリとそろった素質馬たちを鮮やかに蹴散らした。「前走よりも乗りやすくなっていた。この1勝で、さらに期待が膨らみます」。2戦続けて手綱を握った津村は相棒のハイパフォーマンスを評価した。 やや後ろからのスタート。それでも津村は慌てなかった。もまれない外めの後方につけ、リズム…