24年は出世レースとなった「第65回京成杯」が日曜中山11Rで行われる。昨年の優勝馬ダノンデサイルは後にダービーを、2着馬アーバンシックは菊花賞を制覇。今年もG1級の素質を感じさせる逸材が参戦する。24年度JRA賞調教師4部門のうち2部門を獲得した田中博康師(39)が送り出すキングノジョーだ。23年天皇賞・春を勝ったジャスティンパレスの半弟で、10月の新馬戦を圧勝。若きトップトレーナーにその見立てを聞いた。 「楠(クスノキ)分限、梅の木分限」という。成長は遅いが、やがて巨樹になるクスノキのような大器晩成タイプ。花が咲くのも実をつけるのも早いが、長続きしない梅のような早熟タイプ。キングノジョーは前者だ。「成長がかなり…