ここ数年、クラシックにつながる重賞はノーザンファーム生産馬の寡占状態だが、どういうわけか京成杯(3歳・GIII・芝2000m)は事情が異なる。というのも、社台ファーム生産馬が圧倒的に強いのだ。10年以降の15回に限っても、ノーザン3勝に対し、社台は6勝。しかも近3年は22年のオニャンコポン、23年のソールオリエンス、そして昨年のダノンデサイルと3連覇中となっている。そこで今年登録のあった社台ファーム生産の3頭を紹介したい。 エース格はパーティハーン(牡3、栗東・友道康夫厩舎)だ。父Wootton Bassett、母グリーンバナナズ、母の父Green Tuneの血統。父は欧州のトップサイアー。全姉のアウダーリャ(Audarya)は20年に米G1・BCフィリー…