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生前の近藤利一オーナーが「無事で」と願ったアドマイヤビルゴが8歳で現役引退 人の絆や競馬の奥深さを教えてくれた一頭

  • 生前の近藤利一オーナーが「無事で」と願ったアドマイヤビルゴが8歳で現役引退 人の絆や競馬の奥深さを教えてくれた一頭

     2017年当歳セレクトセールで5億8000万円(税抜き)の値をつけたアドマイヤビルゴ(栗東・友道)が現役を引退した。5日の中山金杯16着がラストランになった。8歳だった。今後は北海道のノーザンホースパークで乗馬になるという。休養を挟みながらではあったが、20年1月のデビューから約5年の長い現役生活だった。  私がこの馬を初めて目にしたのは17年7月11日。セレクトセール当歳セッション当日の会場だった。とにかく小柄だったが、顔がハンサムでバランスのいい馬というのが第一印象。生前の近藤利一オーナーと親交が深かった僚紙・馬サブローの弥永記者から話を聞いていたこともあり、注目していた一頭だった。  

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