牝馬クラシックの登竜門とされる紅梅ステークス(3歳牝・リステッド・芝1400m)には面白い偶然がある。98年に現在のレース名となって以降、勝利した頭文字がサ行の馬は全て、後に重賞ウイナーとなっているのだ。 古い方から順番に挙げていこう。00年がサイコーキララ、03年がスティルインラブ、04年がスイープトウショウ、12年がサウンドオブハート、16年がシンハライト、そして21年がソングライン。6頭のうち、実に4頭がGI馬だから、偶然とはいえ凄い。ちなみに97年以前のサ行の勝ち馬も優秀。ともに400万下の条件戦時代ではあるが、86年のスーパーショットはクイーンCを勝ち、エリザベス女王杯がメジロラモーヌの2着。88年のスカーレットリ…