「フェアリーS・G3」(12日、中山) “たられば”は勝負事には禁句だが、シホリーンの前走アルテミスSは「直線で前がすんなりあいていれば」と思わずにはいられない一戦だった。残り2Fから外をふさがれ、前は壁。勝ち馬との着差が1馬身半ほどだったことを考えると、スムーズだったらと思える内容だったが、武井師は「前走は前が詰まってしまって。ただ、残り150メートルくらいから追えてもう一回ファイトした。そこは良かったです」と強じんなメンタル面を評価する。 今回はその雪辱を果たす好機だ。3カ月の休養明けでも仕上がりは万全。1週前の3日にはハーツコンチェルト(5歳3勝クラス)の胸を借り、5馬身追走から5…