「第74回中山金杯」が5日、中山競馬場で行われ、4番人気アルナシームが差し切りV。距離延長を克服し、昨夏の中京記念に続く重賞2勝目を挙げた。鞍上の藤岡佑介(38)はデビュー22年目でうれしい金杯初制覇となった。 新年に新境地を開拓した。前走マイルCS(11着)より400メートルの距離延長。過去2戦して勝ち星のなかった2000メートルで、アルナシームが鮮やかな差し切り勝ち。橋口師は「強かった。ゴールした後も止まらないほど(の伸び)だったね」とハイパフォーマンスに感嘆した。 2番枠から好スタートを切って道中は中団のラチ沿いを追走。モマれる形でもしっかり折り合いがついてリズムは上々だ。徐々に位置取りを上げ、4角では手綱を放…