好メンバーがそろった葉牡丹賞(24年11月30日、中山・芝2000メートル、1勝クラス、12頭立て)で、今後の成長が楽しみになる走りを披露したゲルチュタール(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父ブリックスアンドモルタル)。昨年9月8日の中京・芝2000メートルの新馬戦を勝って以来でプラス12キロ、520キロでのレースだったが、小回りの中山に対応するセンスが光った。 最内枠で伸び上がるようにスタートし、ダッシュがつかず、トム・マーカンド騎手が気合をつけつつ追走。3角で手が動き、4角ではステッキが入っていた。まだ体が沈み込まず、頭が高い走りで残り250メートルでようやく手前を替えると、体を持て余しながらも3頭の真ん中でしぶとく脚…