AIの登場は世の中を大きく変化させ、その関心は日々高まっているが、競馬界においてもAIの分野で挑戦している企業がある。それが競走馬管理クラウド「EQUTUM(エクタム)」を開発する株式会社ABELだ。AIを活用して「凱旋門賞を勝ちたい」と豪語するのが同社の大島秀顕代表取締役である。AIを導入することで日本馬悲願のタイトルを獲得することはできるのか。核心に迫る。 ──具体的に凱旋門賞を勝つにはどんなアプローチが必要なのでしょうか。 「現状ではヨーロッパの馬場で走る馬って、どんな馬なのかというのは結構謎じゃないですか。 ディープインパクトやオルフェーヴルといった日本の芝で結果を残している馬が上位には来ているけど勝つ…