AIの登場は世の中を大きく変化させ、その関心は日々高まっているが、競馬界においてもAIの分野で挑戦している企業がある。それが競走馬管理クラウド「EQUTUM(エクタム)」を開発する株式会社ABELだ。AIを活用して「凱旋門賞を勝ちたい」と豪語するのが同社の大島秀顕代表取締役である。AIを導入することで競馬界はどう変わるのか。話を伺った。 ──まず競走馬管理クラウド「EQUTUM」はどういったものか教えてください。 「馬に装着してデータを得る機械ですね。例えとして僕がよく言うのが『馬用のアップルウォッチ』ですよ、と。アップルウォッチは装着している人の健康状態などを計ってくれるじゃないですか。馬のそういったデータを取るこ…