伯楽は千里先を見通すという。新馬勝ちしたばかりのアマキヒをホープフルSにぶつける国枝師。厩舎の2歳G1完全制覇が懸かる大一番の千里先に見えるのは悲願の春のタイトルか。 「4コーナーを回っても勝つか負けるか分からないのに、千里先なんて見えるわけない。みんな好き勝手なことを言うよな。千里眼どころか半里(2000メートル)先も見えないのが競馬」と国枝伯楽は笑うが、半里のホープフルSの5カ月先に待つ3歳世代の頂点を目指しているのは確か。半世紀以上前に伯楽が馬の世界に飛び込むきっかけをつくったダービー。「そういう可能性を持った馬だとは思うよね。今回は新馬からいきなりG1。その前に1戦使って…とも考えたが、直行しても…